はじめに
人とのつながり方は時代とともに変化しています。SNSで「つながる」ことは簡単になった一方で、「本当に信頼できる人脈を築く」ことはむしろ難しくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。そんな中で改めて注目されているのが、“コミュニティ”です。
SNSの限界
総務省の調査によると、日本のSNS利用者のうち「SNSで実際に友人関係に発展したことがある」と答えた人は 約20%程度 にとどまっています。多くは「情報収集」や「暇つぶし」での利用に偏っており、深い人間関係に発展することは少ないのです。
つまり、広く浅いつながりは作れても、「本当に信頼できる仲間」を得るのは難しいといえます。
コミュニティの強み
一方で、オンラインサロンやリアルの勉強会、趣味のコミュニティなどは、目的や価値観を共有した人が集まる場です。
内閣府の調査によれば、地域活動や趣味のコミュニティに参加している人は、不参加の人よりも幸福度が平均15〜20%高い という結果も出ています。
つまり、コミュニティには以下のような強みがあります。
- 会話が自然と深まりやすい
- 同じ目標に向かって切磋琢磨できる
- お互いを長期的に応援し合える関係が築ける
筆者の体験
実際に私は長くオンラインサロンに所属していた経験があります。そこでは同じ関心を持つ仲間と出会い、友人もできました。SNSのつながりとは違い、安心して自分の考えをシェアでき、日々多くの刺激を得ることができたのです。特に、自分が思いつかなかった視点や、新しい挑戦のきっかけをもらえたことは大きな財産になっています。
おすすめのコミュニティ例
もし「どんなコミュニティに入ればいいのか」と迷う方のために、いくつか具体例を紹介します。
- 読書会や勉強会
知識を深めたい人におすすめ。感想や学びをシェアすることで、自分の視野が広がります。 - 趣味コミュニティ(写真、音楽、スポーツなど)
共通の趣味を通じて出会える仲間は、純粋に楽しい時間を共有できる存在になります。 - 投資やビジネス系サロン
同じ目標を持った仲間と情報交換ができ、実際に成果につながるケースも多いです。矢野経済研究所によれば、日本のオンラインサロン市場は2022年時点で 約70億円規模 に達し、今も拡大中です。 - 地域活動やボランティア
地元でのつながりを深めたい人にぴったり。年齢や職業を超えた交流が生まれます。 - オンラインサロン
遠方の人とも出会える点が魅力。全国の仲間と知識や経験をシェアでき、刺激が絶えません。
これからの人脈作り
LinkedInの調査では、転職者の約70%が人脈経由で次のキャリアにつながった と回答しています。AIやテクノロジーが進む時代だからこそ、「人とのリアルなつながり」の価値はますます高まっています。
人脈を広げたい、人生を豊かにしたいと考えるなら、まずは自分に合ったコミュニティに参加してみるのがおすすめです。SNSのフォロワー数では得られない、深いつながりがきっと見つかります。
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