はじめに
「貯金、なかなか増えないな…」
気づけば生活費とは別に200万円ちょっと。
毎月少しずつ積み立ててはいるけど、急にペースが鈍ってきた。
そして、何よりモチベーションが続かない——
これはかつての僕の話です。
収入は安定していて、無駄遣いも控えているつもりなのに、お金が思うように増えない。
その状況が長く続くと、「このままでいいのか」と焦る気持ちと、「まぁいいか」という諦めの間で揺れるようになります。
ですが今は、あの頃とは違います。
貯金も投資も、目的を持って前に進めている実感がある。
そのきっかけになったのが、「FIRE(経済的自立と早期退職)」という考え方でした。
今回は、僕が蓄財で足踏みしていた時期から抜け出せた理由と方法を、体験ベースでお伝えします。
今、同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
停滞していたときの僕の状況
当時の資産は200〜300万円くらい。
会社員として安定した収入を得ていて、特に大きな出費があったわけでもありません。
それでも、そこから先になかなか進まなかった。
・なんとなく貯金しているけど目的がぼんやり
・投資に対して漠然とした不安があり未着手
・毎月の支出は「まあ普通」と思っていた
一言で言えば「意識はしてるけど、仕組みがない」状態でした。
だから、増えもしないし減りもしない「中途半端な蓄財」になっていたのだと思います。
なぜ貯金が止まったのか? 〜3つの落とし穴〜
①「なんとなく」貯めていた
「将来のため」「老後が不安だから」
よくある理由ですが、具体的じゃないと続きません。
人間は、“使う予定のないお金”をコツコツ積み上げるのが苦手です。
② 支出の固定化
生活スタイルって一度固まると、なかなか見直しません。
通信費やサブスク、保険など、「必要だと思い込んでる支出」が知らぬ間に膨らんでいました。
③ 他人との比較に疲れていた
SNSや友人との会話で、投資成績や資産額の話題が出ると、なんとなく落ち込む。
無意識に「自分は遅れている」と思ってしまう負のループ。
そのストレスが、「もういいや」の気持ちを生んでいました。
FIREという生き方との出会い
そんな時に、たまたまネットで目にしたのが「FIRE」という言葉。
経済的に自立し、早期リタイアを目指すという新しい生き方。
正直、最初は「自分には関係ない世界」と思いました。
でも読んでいくうちに、FIREって「大金持ちだけの話」ではなく、
**“自分の人生を自分で選べるようになる準備”**なんだと気づいたんです。
その瞬間、「お金を貯める意味」がガラッと変わりました。
再び蓄財が進み始めた理由
目的ができると、人は動けます。
僕はFIREというゴールを知ってから、次のような行動を始めました。
✅ 目標と期限を明確化
「42歳でサイドFIREしたい」
そのためにはいくら必要か?逆算して目標を“見える化”しました。
✅ 支出の最適化
通信費を格安SIMに、保険を見直し、サブスクを整理。
生活の質を落とさず、支出だけを削る方法を模索しました。
✅ 投資の開始(新NISA活用)
最初は怖かったけれど、少額からインデックス投資をスタート。
高配当株にもチャレンジして、“お金が働く感覚”を覚えました。
✅ 情報収集を習慣に
ブログやYouTube、FIRE体験談を日常的にチェックするように。
仲間はいなくても、“同志”がいる感覚で続けられました。
最後に:停滞は成長のサインかもしれない
今思えば、「お金が増えない…」と悩んでいた時期も、
自分と向き合うための必要なプロセスだったと感じています。
貯め方に迷いがあるなら、
“何のためにお金を貯めたいのか”を一度見つめ直してみてください。
FIREじゃなくても、
「もっと自由に働きたい」「家族との時間を増やしたい」
そんな“人生の希望”が、貯金や投資の原動力になります。
🔚 まとめ
- 収入があっても貯金は止まる
- 停滞の原因は「目的の不在」と「習慣のマンネリ」
- FIREという生き方との出会いが再スタートのきっかけに
- 小さな見直しと投資の一歩が、人生を大きく変える
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