家賃は「年収の3分の1」が目安?
昔から「家賃は手取り月収の3分の1まで」とよく言われます。これは生活費を圧迫しすぎないための基準です。ただし、実際には生活スタイルや貯蓄・投資の優先度によっても最適ラインは変わります。
👉 節約派:手取り月収の20%前後
👉 標準派:手取り月収の25〜30%
👉 贅沢派:手取り月収の35%以上
年収別|一人暮らしの家賃シミュレーション
年収300万円(手取り約20万円/月)
- 家賃目安:5万〜6.5万円
- 例:地方都市や郊外のワンルーム、築年数が古めの1K
- ポイント:固定費を抑えて貯金や投資に回すなら5万円台が安心
年収400万円(手取り約26万円/月)
- 家賃目安:6.5万〜8万円
- 例:首都圏の駅徒歩10分以内1K、築浅ワンルーム
- ポイント:生活にゆとりを持ちながらも、月2〜3万円を投資に回せるライン
年収500万円(手取り約32万円/月)
- 家賃目安:8万〜9.5万円
- 例:1LDKや広めのワンルーム、都心にアクセスしやすい立地
- ポイント:住環境を少しアップグレードできるが、9万円超は貯蓄を圧迫しやすい
年収600万円(手取り約39万円/月)
- 家賃目安:9.5万〜12万円
- 例:都内人気エリアの1LDKや築浅マンション
- ポイント:立地・設備・広さのバランスが取れる。将来の資産形成を考えるなら11万円以内が安心
年収800万円以上(手取り約50万円〜/月)
- 家賃目安:13万〜15万円
- 例:タワマンの高層階、広めの1LDK〜2LDK
- ポイント:家賃にお金をかけるか、資産運用にシフトするかが分かれ道
一人暮らしで考えたい固定費のバランス
家賃だけでなく、生活費の配分を考えるとより現実的です。
- 家賃:25〜30%
- 食費:15〜20%
- 光熱費・通信費:10%
- 趣味・交際費:10〜15%
- 貯金・投資:20%以上
例えば、手取り25万円の人が家賃8万円を選ぶと、残り17万円で生活費をまかなう必要があります。無理のないラインはやはり「手取りの25%前後」と言えそうです。
まとめ|自分の価値観に合わせた家賃設定を
「年収別の目安」は参考になりますが、正解は人それぞれです。
- 貯金や投資を優先したい → 家賃を抑える
- 生活の質や利便性を重視したい → 家賃を高めに設定
筆者自身は「将来の資産形成を重視するタイプ」なので、年収の2割程度に抑えて、浮いた分を投資に回すのが最も効率的だと考えています。
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