新NISA、3年目に入って変えたこと|2026年に見えてきた「成長投資枠」の使い道

年目に入って、制度の輪郭が見えてきた

新NISAが始まったのは2024年。私も周りの友人も、最初は「とりあえずつみたて投資枠で月10万円」のような使い方をしていた人が多かったと思います。

それから2年。2026年に入って、ようやく「成長投資枠をどう使うか」「年間の投資額をどう配分するか」といった話題が現実味を帯びてきました。制度が始まったばかりの頃は情報が錯綜していましたが、今はもう少し落ち着いて考えられるようになった気がします。

私自身、2024年と2025年はつみたて投資枠だけを使い、オルカンに月5万円を積み立ててきました。ただ2026年に入ってボーナスの使い道を考えたとき、「成長投資枠も併用してみようか」と思い始めたのが正直なところです。

成長投資枠は「余裕資金の置き場所」として考えた

成長投資枠は年間240万円まで使えますが、つみたて投資枠(年間120万円)と合わせると最大で年360万円。この金額をフルに使える人は限られていると思います。

私の場合、月々のつみたて分で年60万円。そこにボーナスから出せる金額として、年2回×15万円=30万円ほどを成長投資枠に回せるかどうか、という状況でした。無理に枠を埋める必要はないと考えています。

成長投資枠で何を買うかについては、最初は「つみたて投資枠と同じ投資信託を一括で買う」という選択肢も考えました。ただ、それなら月々のつみたて額を増やすのと変わらない。であれば、成長投資枠では「つみたてに向かない、でも長期で持ちたいもの」を選ぶ方が役割分担できるのではないかと思いました。

具体的には、ETFや個別株を少し試してみた

2026年6月時点で、私は成長投資枠で米国ETF(VYMという高配当系のもの)を10万円分だけ買いました。理由は、つみたて投資枠のインデックスファンドとは値動きの性格が少し違うこと、それと配当が出るので「NISAの非課税メリット」を実感しやすいと思ったからです。

もちろんこれが正解かはわかりません。人によっては「全部オルカンでいい」という判断もあるでしょうし、逆に日本の個別株を買って株主優待を楽しむという使い方もあります。成長投資枠の自由度が高い分、自分の目的と照らして選ぶ必要があると感じています。

2026年に意識しておきたい、制度の前提

新NISAについて、2026年時点であらためて確認しておきたいポイントがいくつかあります。制度開始から2年が経ち、誤解も少しずつ修正されてきた印象です。

非課税保有限度額は1,800万円(生涯)

つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて、生涯で1,800万円まで非課税で保有できます。成長投資枠はそのうち最大1,200万円まで。この枠は売却すると翌年以降に復活するので、必要に応じて入れ替えも可能です。

ただし復活するのは「簿価ベース」。100万円で買った株が150万円になって売った場合、翌年復活する枠は100万円分だけです。この仕様は意外と知られていないので、売却のタイミングを考えるときには注意が要ります。

つみたて投資枠と成長投資枠は併用できる

これは制度開始当初から変わっていませんが、両方の枠を同時に使うことができます。年間の上限は合計360万円ですが、「つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円」という使い方も可能です。

ただし、つみたて投資枠は対象商品が限定されていて、基本的にはインデックスファンドや一部のアクティブファンドのみ。成長投資枠は個別株やETF、REITなども対象になります。この違いを理解しておくと、どちらの枠で何を買うかが整理しやすくなります。

私が2026年後半に考えていること

今のところ、私はつみたて投資枠をメインに据えて、成長投資枠は「年に1〜2回、ボーナス時にスポット購入する場所」として使っています。無理に枠を埋めようとはせず、余裕があるときだけ使う形です。

2026年後半にやろうと思っているのは、成長投資枠でもう一度ETFを少し買い増すこと。それと、日本の高配当株を1銘柄だけ試しに買ってみようかと考えています。配当金が非課税で受け取れるのは、新NISAの大きなメリットのひとつなので、少額でも実感しておきたいと思っています。

ただしこれも、自分の状況次第で変わる可能性があります。投資は長期で考えるものなので、2026年のうちに全部決めきる必要はないと思っています。

新NISA、焦らずに使う

新NISAは非課税期間が無期限で、生涯投資枠も大きい。だからこそ、「早く埋めなきゃ」と焦る必要はないと感じています。

2026年は制度開始から2年が経ち、情報も整理され、実際に運用している人の声も増えてきました。そうした中で、自分にとっての使い方を少しずつ見つけていく時期なのかもしれません。

私の場合は、つみたて投資枠で土台を作りながら、成長投資枠は「試してみたいもの」を置く場所として使っています。人によって正解は違うと思いますが、制度の仕組みを理解して、自分のペースで使っていくのが一番無理がない形だと思っています。

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