インフレでお金が減っていく感覚|私が実際に始めた「守る」ための3つの対策

スーパーのレシートを見て、じわじわ感じる違和感

最近、スーパーで同じようなものを買っているのに、レシートの合計額が以前より500円、1000円と高くなっていることに気づきます。卵も、パンも、調味料も、少しずつ値上がりしている。ニュースで「インフレ」という言葉を聞くたび、これが自分の生活にも確実に影響しているのだと実感します。

問題は、収入が同じペースで増えていないこと。給料が据え置きなら、実質的には目減りしているのと同じです。預金口座の残高は変わらなくても、そのお金で買えるものは確実に減っている。この状況を放置すると、数年後には生活の余裕がなくなってしまう。そう感じて、私はいくつかの対策を始めました。

私が実際に取り組んでいる3つの対策

1. 現金の比率を下げ、インフレに強い資産に分散する

まず見直したのは、資産全体における「現金」の割合です。以前は生活防衛資金として約100万円を普通預金に置いていましたが、これを半分に減らし、残りを投資信託と債券に振り分けました。

具体的には、全世界株式のインデックスファンドに月2万円の積立を継続しつつ、まとまった資金の一部を物価連動国債(個人向け国債の変動10年)に移しました。物価連動型の商品は、インフレ率に応じて利回りが調整される仕組みなので、現金で持ち続けるよりも実質的な価値の目減りを抑えられると考えたからです。

ただし、すべてを投資に回すのはリスクが大きい。私の場合は、生活費の3〜4カ月分は現金として手元に残し、残りを段階的に移すようにしています。

2. 固定費の見直しを「年1回」のルーティンにする

インフレで支出が増えるなら、削れる固定費は削る。これは基本ですが、意外と放置しがちです。私は毎年1月に、通信費・保険・サブスクの契約内容を見直すと決めています。

今年見直したのは、使っていないサブスクと、スマホの料金プラン。動画配信サービスを2つ契約していましたが、片方はほとんど見ていなかったので解約しました。スマホも、データ使用量の平均が月3GB程度だったので、格安SIMの小容量プランに変更。これだけで年間約1.5万円の削減になりました。

支出が増えるなら、それ以上に減らせる部分を探す。この習慣を持つだけで、インフレの影響をある程度は相殺できます。

3. 収入源を「もうひとつ」作る準備を始める

守るだけでは限界があります。インフレが続くなら、収入そのものを増やす必要がある。とはいえ、すぐに副業で稼げるわけではないので、私はまず「小さく試す」ことにしました。

具体的には、週末に数時間だけ、自分のスキルを活かしたフリーランスの仕事を受けています。月の収入は2〜3万円程度ですが、これが「給料以外の収入がある」という安心感につながっています。インフレで支出が増えても、収入が2本あれば対応の幅が広がる。完全に稼げるようになる前に、小さく始めておくことが大切だと感じています。

「守る」とは、変化に対応し続けること

インフレ時代にお金を守るというのは、一度対策をして終わりではありません。物価の動き、金利の変化、自分の収入や支出の状況に合わせて、少しずつ調整し続ける必要があります。

私の場合は、現金比率を下げ、固定費を定期的に見直し、収入源を複数持つ準備をする。この3つが今のところの答えですが、これが正解とは限りません。人によって家族構成も、リスク許容度も、目指す生活も違います。

大切なのは、「このままではまずい」と感じたときに、何か一つでも行動を起こすこと。完璧を目指さなくていいので、まずは自分にできる範囲で、少しずつ調整していく。それが、インフレ時代に自分のお金を守る唯一の方法だと、私は考えています。

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